ペット禁止賃貸で猫を飼うとどうなる?

ペット禁止賃貸でペットを飼っている人を知っています。
内心「バレたらどうするの?」より「もうバレてるよね?」。
バレてると思うけれど、必ず追い出されるってわけでもなさそうだ。
ペット禁止賃貸、バレるとどうなる?
黙って動物を飼っていたなら当然「出てけ!」と言われそうなものですが、必ずしも追い出される訳ではありません。
追い出される場合
★賃貸契約書やペット禁止特約に明記してある場合
部屋を借りるときに「ペットの飼育は禁ずる」「違反した場合には退去を命ずる」などの記載があれば、原則守らなくてはいけません。
取り決めをして双方の納得の上で契約をしたのだから当然ですよね。
★悪臭や壁の引っ掻き傷、大家や近隣住民の迷惑となる場合
たとえペット禁止特約の記載がなくとも、明らかにペットが原因で起こる迷惑行為で賃貸人が被害を被った場合には賃貸契約の解除を求められることがあります。
飼育禁止の通達を無視したり、ペットが原因で起こる迷惑行為が続く場合には損害賠償を求められることも。
追い出されない場合
★大家と近隣住民からの信頼があり、ペットが迷惑行為をしない場合
ペット禁止特約があるにも関わらず、追い出されなかった判例があります。
小型犬をペット禁止賃貸で5年間飼育していた裁判では賃貸の契約解除が認められませんでした。
理由としては、躾がきちんとなされ近隣住民らへの迷惑行為もなかったためです。
日頃のペットの躾が近隣住民への信頼と繋がった結果です。
★交渉して了承を得た場合
管理規約のないアパートでは大家との交渉が鍵になります。
近隣住民へ迷惑をかけない飼育を心がけ、小型犬や猫一頭のみの飼育を条件に交渉してみる余地はあるかもしれません。
ペット禁止賃貸で7年くらい猫と暮らしてる上司の話
前の職場の上司はアパートで猫と二人で暮らしています。
あそこのアパートは確かペット禁止だったはず。
7年も暮らしていて周りが気がつかないわけありません。
そう、暗黙の了解!
きっと近隣住民も大家さんも猫がいることに気がついています。
それなのに「出てけ!」と言われないのは多分、迷惑がかかっていないから。
たとえペット禁止の賃貸でも周りと信頼関係を築いている場合には、暗黙の了解として受け入れられる場合もあります。
まとめ
迷惑をかけていないからと言ってペット禁止物件でのペット飼育をしても良い理由にはなりません。
「ペット禁止」と書いてあれば「ペット禁止」です。
心置き無くペットと暮らすためにはペットの飼育が可能な賃貸を探しましょう。
暗黙の了解として今もペットと一緒に暮らしている方は、近隣の方の限界がいつくるか分かりません。
ブラッシングした後の抜け毛、動物特有の匂い。
一緒に生活していると慣れてしまって気づかないことが多いです。
クレームが来た時には、すでに限界がきています。
いざという時のためにペットを守る手段として、「飼育可能賃貸への引越し」は常に頭へ入れておきたいものです。
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